ロックンロールについて!!
みなさま、こんにちは!春日井ギター&ウクレレ教室 R studio 代表、ギター講師、ウクレレ講師の古田竜之介です。本日はロックンロールについてあれこれと!「ロック」と「ロックンロール」ってまあ大体同じ意味なのですが、その意見は人によって別れます。僕がロックンロールという単語をきいてまずはじめにパッと出てくるのは、やっぱり「ローリング・ストーンズ」ですかね。これはさすがに共通認識な気がします。ここからはもう主観的なイメージのお話になってくるかなーとも思いますので、僕が思うことをバーっと書いてみます!!
これは僕の肌感ですが、「ロックンロール」っていう言葉には結構ハードルがあるイメージです。なんというか、おいそれとロックンロールやってるぜ!って言えないかんじがあるというか。ちょっと嫌な言葉を使うと、選民的というか。「ロック」の方が幅広く使える、そんな感じがします。みんなで歌ったり、もっと大切なのが踊ることができるような、そんな音楽が「ロックンロール」って感じもする。でももっと専門的にジャンルとして考えると、若干カントリーミュージックの響きが聴いて取れるサウンドを「ロックンロール」って区分している節もある。この動画な感じですね。
メタルはロックの枠組みに入りそうだけれど、ロックンロールではない。みたいなイメージ。あくまでイメージですので、勿論メタルを悪く言っているわけではありませんよ!!メタルはめっちゃ好きですから。
これに明確な定義をつけることはそんなに大切ではなくて、自分で色々考えてみることが大切だと思っているので、今もあれこれ書いているのです。
個人的に、「ロック」も「ロックンロール」もどちらもしっかり兼ね備えているミュージシャンは誰かな?と考えてみて、パッと思い浮かんだのが、スラッシュさんでした。
かの有名なガンズ・アンド・ローゼズのギタリストですね。彼のギター演奏のイメージは、多分ハードロックって感じだと思います。でもスラッシュさんがめちゃくちゃブルースを敬愛しているのは有名なお話。B.B.Kingさんと共演もしています。B.B.Kingさんはありとあらゆるミュージシャンと共演しているので、当然ほかのロックギタリストたちともたくさん一緒に演奏したりしているのですが、その中でも、世にいうハードロック系のギタリストの中で、いちばんブルースへの愛情と理解がある演奏をしていたのがスラッシュさんという感想でした。いや、他の方も素晴らしいのですよ!もちろん。ボンジョヴィのリッチー・サンボラさんとかもすごくよかった。スラッシュさんは見た目がもうハードロックの顔!ってなくらいの風貌なので、余計にギャップ萌えしてしまうのかもしれませんね。さらに彼について掘り下げると、彼はカントリーミュージック系の演奏もめちゃくちゃ上手い。これに関してはカントリー好きの方からしてみたら賛否両論あるかもしれませんが、多分カントリーミュージシャン重鎮のみなさまは、スラッシュの演奏かなり好きなんじゃないかな、と思います。彼の演奏の1番好きなところは、音楽へのリスペクトがしっかりと演奏から聞いてとれるし、もう滲み出ているところなんです。僕個人的には、めちゃくちゃギターがうまいところも好きだし、ルックスがカッコいいのも最高だし、しっかりバンドでもソロでも売れているところも全部好きなのですが、ブルースやカントリーなどのルーツミュージックから、自分のバンドで演奏するハードロックまで、全ての音楽への愛情がめちゃくちゃ感じられるところが本当に大好きです。そういうソウルを抱きつつ、ルーツミュージックにもリスペクトを持っている彼の演奏には、やっぱり「ロックンロール」を感じる!!なんか結構スラッシュのお話になってしまいましたね。
一転、ロックンロールを披露する日本人でパッと思い浮かんだのは「矢沢永吉さん」。こうなってくるともう本当にわからない!!少なくともカントリーミュージックの匂いがするうんぬんはどっかすっとびましたw 彼はどちらかというと、ブルースとかカントリーとか、それこそローリング・ストーンズのようなルーツミュージックを敬愛するミュージシャンたち、要はジャンルとしての「ロックンロール」ミュージシャンたちに影響されつつ、彼らに負けない音楽を作るんだ!!っていう思いと、その強い思いに負けない行動力と経済力を持っていて、なによりクレバーであること。そこが彼の「ロックンロール」たる所以かなと思っています。「ロックンロール」のお話をするときに、経済力や、頭の良さなんてものを出すのは違う!というご意見もあると思いますが、ここもまた価値観の問題かな。別にどちらが正しいとかはどうでもよくて、自分がどう思っているか、どう考えているかをちゃんと整理しておくことが大切かなと思います。そうすれば違う意見を聞いても怒ったりせずに、「そういう意見もあるのね!」ってな感じで、楽しめますから。なんでも楽しんだ方がいい!