「和敬清寂」。
みなさま、こんにちは!
春日井ギター&ウクレレ教室 R studio 代表、
ギター講師、ウクレレ講師の古田竜之介です。
本日はちょっと嬉しいというか、ほっこりすることがありした。そのおはなしについて!
まず最初に本日の演奏動画をはっつけとこうと思います!
【ブルースギター】キーBのブルース、バディ・ガイの「Slippin’ In」っぽい音で!〜I respect Buddy Guy〜
久しぶりにフェンダーUSAのストラトキャスターを弾きましたが、やっぱり他のメーカーとはキャラクターが全然違いますね!!
僕が持っているXotic guitarsのものや、Ibanezのものはとにかく弾きやすい。チョーキングとかもしやすいです。フェンダーUSAのものが弾きにくいわけではないんだけれど、やっぱりすこし力技というか、全体的に力をいれて、グイッと音を出さないといけないイメージ。
これがアメリカ的な音につながっているのかな。やっぱりフェンダーはよいですね!!
ちょっと脱線しましたね。今日のほっこりしたおはなし。
今朝、ランニングをしていたら自転車に乗った学生さんが目の前で転んでしまって、側溝に車輪が入ってしまっていました。少し声をかけて、自転車を起こして乗れるように立てたりして、少し助力した感じになったのですが、その時に「ありがとうございます」って言われたのですね。
すっごいふつうのおはなしですが、なんかちょっとそれについて走りながら考えていました。
普段、「ありがとう」と言われる場面っていうのは圧倒的に仕事の時です。
でも、仕事の場合は「こちらこそありがとうございました」となるウィンウィンの関係で成り立っているので、僕だけが誰かに何かをしてあげて、それで喜ばれるってことは、そんなにないです。
レッスンにお越しいただいても感謝だし、お仕事によんでいただいても感謝。なぜなら、対価をいただくわけですから。平たく言えばギャランティーですね。
ただ、演奏によんでいただくタイプのお仕事は、「ありがとう」や「おせわになりました」などの一言がない現場ってのもたくさんあって、そういった、なんというか社会人としての当たり前が存在しない仕事は、もう今は丁重にお断りしてしまっていたりします。
そんな感じで、基本的にはWin-Winの関係が成り立つ場にいることが多いのが僕の生活だし、みなさまも大抵そうなのではないのかな?と思ったりするわけですが、
今日のランニング中にいただいた「ありがとう」の言葉は、すごく心があたたまりました。
当たり前のことをしただけではありますが、
見返りも何もない、ただ少し助けてあげる、それにありがとうと言われること。
Win-Winでない場面で、何かをしてさしあげて、それに感謝の気持ちをいただけるってことは、すごく心満たされることなんだな、と改めて気付かされた感じでした。
寄付をたくさんしたりするとか、介護をがんばるとか、そいうこととはまた違う、なにげない一コマでいただける「ありがとう」。
明日からまた1日1日を過ごしていく上で、少しでも誰かのために、見返り関係なく何かを提供するってのを心がけていくことは、人生の豊かさに大きくつながるんだろうな!!って思った時間でした。
というか、逆に結構反省もしました。
結構いろんなことを打算的に考えすぎているのかもしれないなーと。
僕のポリシーは、当たり前のことを徹底的にやること。いわゆる「凡事徹底」ってやつです。まずは目の前にあるやるべきことを当たり前にやる。なにか秘策や戦略をたてて計算するより、とにかく普通のことをちゃんと誠実に行うこと。そういうことを大切に生きてきたつもりでした。
でも、それってかなり仕事に寄った考え方だったのかも。
「凡事徹底」を行えば、いろんな方に必要としていただける。演奏も良くなる。必然的にお金もしっかり稼げるようになるし、承認欲求も満たされる。
どこかそういう利己的というか、数字上のメリットを考えていた気がします。でもそうじゃないよね。やっぱり人間社会で生きていくからには、誰にみられているわけでなくても、何も欲張らず、なにも考えずに人を助けたり、役に立ったり、そういうふうに常日頃から生きていくのが1番なのかも。
そんなことをしていて、たまたま何かのタイミングで感謝のお言葉をいただいたりすることがすごく幸せなのかも。
なんか綺麗事をいっているようですが、今朝のランニング中の出来事をきっかけにそんなことを考えるようになりました。
そう考えると、毎日の行動が少しずつ変わる気がします。
それをなんとなく楽しみだと思っている自分はかなり幸せなのかもしれません。
茶道のことばで、「和敬清寂」というものがあるそうで、千利休が大切にしていた心がけでもあるそうです。
和は、自分の心を開いて人を和らげること、敬は、人を敬うこと。清は、常に自分のいる場所は清浄に、きれいにしておくこと。寂は、心の中は静寂にして、動じずにいること。だいたいこんなかんじだそうです。
一見するとできそうですが、実はすごく難しいこと。
今回の朝の出来ごとで思ったことと、この「和敬清寂」っていう心がけがすごく近しい気がする。
すこしずつ、豊かに生きてみようと思った今日でした。
すごくポエミーというか、ちょっと変な記事になりましたが、時々こんな回もありますのでご注意をw