講師の古田竜之介について!part.2
みなさまこんにちは!春日井ギター&ウクレレ教室 R studio代表、ギター講師、ウクレレ講師の古田竜之介てます。昨日はブルースという音楽にハマったよ!!というところまで書いたかと思いますので、その続きを。ブルースにハマった僕はエリック・クラプトンから入り、いろんなブルースミュージシャンを聴きあさりました。すごくカッコいい!!って感じで好きになったミュージシャンと、その時はまだ理解できなかったミュージシャンといましたね。すごく好きだったのは、バディ・ガイさん、フレディ・キングさん、エリック・クラプトンさん、マジック・サムさん。ブルースの中でも割と激しめなのが最初はすきだったみたい。逆に当時理解が追いつかなかったのが、
B.B.Kingさん、マディー・ウォーターズさん、エルモア・ジェイムスさん。その時はちょっとわからずじまいでした。B.B.Kingさんは、僕がジャズを弾くようになってからめちゃくちゃ好きになりました。B.B.Kingさんはかはりジャジーでモダンなブルースを弾かれる方なので、その演奏についていける耳になるまで結構時間がかかったかんじでしたね。いろんなものを聴きながら、ちょっと真似して弾いていくうちに、ペンタトニックスケールとかを使ってみたり、それだけではダメなんだなーとか思ってコピーしてみたり。なんかブルースの曲を色々聴いて、気に入ったフレーズを適当にコピーする、みたいなサイクルでした。僕は指を速く動かすのが当時得意で、どちらかというと速弾きっぽいフレーズとかやっていましたね。ジョニー・ウィンターさんとか!そんな感じで、段々なんとなくブルース弾けてるかな?ってなってきたあたりで、第3の衝撃が。当時YouTubeって、まだ今みたいに世間に浸透してなかったのですが、そのおかげでめちゃくちゃたくさんのライブ映像とか、渋い音楽番組とか掲載されていたのですよね。そういうものを見ているうちに、ギタリストCharさんという方と、山岸潤史さんという方がギターについて話したりセッションしたりする、という番組を見つけて見てみようかなーと軽い気持ちで再生しました。正直、日本人でブルースってちゃんと弾けてるものなのかな!?みたいな感じで、斜に構えてましたw まだ高校生ですから…。
しかしこれがまた、僕のギター人生の中でめちゃくちゃ衝撃的な体験でした。山岸潤史さん!!もう一音聞いただけで、この人はすごすぎる!!だれだ!!と。もちろんCharさんも素晴らしかったのですが、僕には山岸潤史さんがどハマり!!正直今まで聴いてきたどのギタリストよりも衝撃的でした。オーソドックスで渋い演奏なんだけれども、すごく情熱的で、いわゆるファンキー。それでいてギターの演奏、音色の中に歌心が満載で、なにもかもが僕の理想でした。本当に日本人か!?日系アメリカ人じゃないんか!?絶対アフリカンアメリカンの血があるよな!?って調べてみたら、おもいっきり関西の方w 関西弁だしw
でも、すでに山岸さんはその時アメリカのニューオリンズで活動されていて、海外でも指折りのギタリストになっていました。痛烈に、「山岸潤史さんのようにギターを弾けるようになりたい!!」これが僕の原体験だった気がします。そこから山岸潤史さんのことや、彼が影響を受けた方々を調べてどんどん聴くようになりました。そうするとブルースに加えてファンクやR&Bに興味が出てきて、そちらも加えて演奏するようになりました。10代はもうそういったブラックミュージックの沼にハマっていった時期でした。その流れだと、行き着くところはジャズになってくるわけです。ジャズ、聴いてみよう!となりました。そこで選んだのがジョー・パスさん。彼の演奏するIt’s A Wonderful Worldを初めて聴いたときの衝撃は、今でも忘れません。なんじゃこれ!?って感じでした。こんなんギターで弾けるんか!?しかもこれ1人で弾いているのか!?って感じで、一気にズドーンと崖から落とされた感じでした。これは無理かも…。はじめての挫折でした。それでも諦めきれなくて、プロギタリスト丸本修士さんの門を叩きました。彼はアラン・ホールズワースのお弟子さんで、今考えるとジョーパスのようなスタンダードなジャズをやりたかった僕にとってはちょっとだけ叩く門が違いましたが、それもまた運命的でした。まず僕はブルースにハマって、山岸潤史さんの影響でファンクやR&Bに傾倒して、というかなり特殊な道でギターを弾いていたので、1番の王道、ロックミュージックをほとんど弾いたことがなかった!!めずらしいですよね。
まずはロック弾けるようにならなきゃいけないよ!ということで、ロックの弾き方を丸本さんから教わりました。また、音楽理論は覚えなきゃダメだよ!と言われ、楽典的な音楽理論を叩き込まれました。懇切丁寧に教わるというより、見て聴いて学べ的スタイルだったので結構苦労しましたが、そのおかげで僕は自分で考えたり、自分で調べたり、思考をめぐらすということを学びました。逆に自分が教える時には、こう教えたらいいんじゃないか?みたいな講師になったときのメソッドみたいなものも自分の中で作り上げられていきました。これは無意識でしたが、今の僕を作り上げた大きい礎でした。そんなこんなして4年ほど経過しまして、丸本修士さんからお仕事を回してもらえるようになり、よし!僕は音楽で生きていく感じだ!となりました。その後ずっと弾きたかったスタンダードなジャズ、いわゆるビバップジャズを学ぶためにジャズギタリストの伊藤寛哲さんにジャズを教わりながら、かたやプロとして、演奏のお仕事や講師のお仕事が増えていきました。
ジャズの演奏はこんな感じ。
【ジャズギター】久々にIbanezのフルアコで撮ってみた。〜Jazz with Ibanez archtop guitar〜
そんな折、音楽ができなくなるかもしれないほどの非常事態が襲ってくるとは…。次回に続きます!!