NYのジャズギタリストたち。
みなさま、こんにちは!
春日井ギター&ウクレレ教室 R studio 代表、
ギター講師、ウクレレ講師、演奏家の
古田竜之介です。
ニューヨークにきて、ジャズシーンに飛び込んで直に見てきたギタリストのみなさまを観察して、思ったことを挙げていこうかな!
○当たり前ですが、めちゃくちゃうまい。
ギターって、ジャズの中ではかなり脇役です。
ピアノ、ベース、ドラムス、あとはトランペットとかサックスとかのホーン。
この楽器たちがいればジャズはめちゃくちゃカッコいいものとして成立します。ギターはあってもいいけど、なくてもいい笑 そんな立ち位置です。
そんな中、ロックだけやってても十分カッコいいエレキギターを使って、わざわざジャズというニッチなジャンルを弾こうと思う変わった人たち(僕もですが)。
だからこそ、本当にみなさまめちゃくちゃうまいです。
○ピッキングの仕方が本当にひとそれぞれ。
人によって、ピッキングの仕方が本当に全然違います。
ピックの角度や持ち方、どこを支点に動かしているのか、ピックは何を使用しているのか、そもそもピックを使わずに親指だけで弾くウェス・モンゴメリーさんスタイルの方も結構多いですし、
クラシックギターのように指で弾かれる方も多いです。
○みなさまギターをかなり大切にされる。
アメリカの方々はなんとなく道具を雑に扱うイメージがあるかもしれません。
少なくとも、僕はそんな印象を持っていました。
でも、ジャズに使用するギターというのは比較的デリケートな作りのものが多いです。
だから、皆様弾き終わったらかならずケースにしまいます。
弾く直前までケースから出さない方も多いです。ちゃんと湿気や温度変化などを意識していらっしゃる。
とっても古いヴィンテージギターを使用しておられる方が多いのもあると思いますが、実はとってもマメに管理していらっしゃいます。
○シールド(ケーブル)は意外と雑に扱う。
日本ではシールドとよばれる、ギターとアンプを繋ぐ線ですね。アメリカでは普通にケーブルと呼ばれます。
これ、日本だと八の字巻きといって、断線しにくく、絡まりにくい巻き方を練習してできるようになったりします。
でも、こちらの方々は八の字巻きをあまりしません。していらっしゃる方もおられるけれど、基本適当に巻いてぐしゃっとケースにしまっておられます。
○smallsのアンプは超雑に扱われている。
度々演奏動画などで出しているsmalls Jazz Club。ニューヨークのジャズクラブといえば、3本の指には入る名店です。
ジャズセッションの聖地でもありますね。
ここのアンプフェンダーのとてもデリケートなつくりの、いわゆる真空管アンプ。
こういう真空管アンプは、結構ギターを繋ぐときに順序があって、ちゃんと扱わないとアンプがぶっ壊れます。実際そのとおりなのですが、smallsのアンプは基本電源つけっぱなしで、ボリュームのノブなど、ギターを繋ぐ時もなんの確認もせずそのままブッ刺します。
この概念がなかったので、僕は最初ボリュームをゼロにしてから電源を切り、ギターを挿してからもう一度電源をつけて真空管があったまるまで待って、ボリュームあげて、みたいなセッティングをしていたので、めちゃくちゃもたつきました。
他の方々を見ているうちに、ブッ刺すだけでいいんかい!!と思いました笑
○基本ジャズギタリストはみんな仲間!という心持ち。
これはすごく感じます。やはりジャズを演奏するギタリストってのは、まあわりと他の楽器に比べればニッチな存在です。
だから、ライバルとか、マウント取りとか、そういう雰囲気は一切ありません。
みなさまジャズという音楽シーンの中で、ギタリストとしての苦労のようなものは経験しているからこそかもしれません。
トランペッターやサックス奏者などのホーン隊、またはボーカリストが好きに曲を決めるので、それに対応しなければいけないし、伴奏はもちろんイントロやエンディングも上手く締めれるようにならなければいけない。
かといって、伴奏の花形はピアニストなので、出しゃばりすぎてもいけない。ピアニストとコンタクトをとって、上手くバランスをとる耳と技術、コミュニケーション能力が求められます。
かたやフロントに立っている楽器でもあるので、
メロディも完璧に弾ける必要があるし、ピアノよりもわりと求められます。
ソロは当然ビシッと決めなければいけない。
これはどの楽器もそうですが、
なぜかソロの時だけギターは非常に目立ちます。
いなくてもいい楽器だからこそ、いる意味をちゃんと提示しなくてはいけない、という。
長くなりましたが、そういう経験を経ているので仲間意識が強いんじゃないかなと思います笑
表面上だけではない、絆みたいなものを本当に感じます。