ニューヨークのジャズシーン、少し踏み込んだおはなし。

みなさま、こんにちは!
春日井ギター&ウクレレ教室 R studio 代表、
ギター講師、ウクレレ講師、演奏家の
古田竜之介です。

聖地smallsの深夜セッション、最近は普通に行けるようになってきましたが、めちゃくちゃ体力消耗しますね…。
夜の11:45から3:00くらいまでやっているので、そりゃそうだよねって感じではあるのですが笑

当たり前ですが、さすが世界最高峰!!
めちゃくちゃレベル高い!!
毎晩いらっしゃる方も。体力化け物ですね….。

ベーシスト、ピアニスト、ギタリストは本当に結構なメンタルが必要…!
一旦ステージに上がったら、もう対応しなければいけないですので!
トランペット、サックス、トロンボーン、クラリネットなどは知ってる曲だったら、お好きに入ってはけれるのでめちゃくちゃ身軽でうらやましいです。楽器も軽いしかっこいいし!!

smalls深夜セッションでの演奏と、
今までほぼ毎日セッションに行っていることで知れたニューヨークのジャズシーンのリアルを喋った動画がこちら。

NYジャズセッションのリアル。現地で感じたこと。Smallsでの演奏動画あり

少しここから踏み込んだおはなしをします!
苦手な方はここでストップしてくださいませ!

動画の中でも少し触れていますが、
ミュージシャン至上主義というか、
音楽は素晴らしいものだ!世界を変える!
と思っているのが、当然ですがミュージシャンの特徴であると思います。

これはどの仕事でもそうだと思いますが、自分の仕事や自分の熱中していることにプライドを持つことは、決して悪いことではないと思います!

ただ音楽に関しては、
結局のところエンターテイメントのひとつにすぎません。

衣食住がちゃんと不自由ない生活を送ることができて、はじめて楽しめるもの。
特に日本やアメリカなど、ある程度インフラが整っている国では特にそう思います。

だからこそ、音楽そのものを崇拝しすぎない、というのが僕個人的な考え方です。

僕は音楽を仕事にしていますが、
たとえば食品に携わっておられるみなさま、服飾に携わっておられるみなさま、建築や不動産に携わっておられるみなさま、水道や道路、その他のインフラ、医療、インターネット、製造などなど、とにかくありとあらゆるお仕事がありますが、そんなみなさまのお仕事があってはじめて成り立つのが僕ら音楽などエンターテイメントの仕事。

だから、ミュージシャンが偉い!みたいな雰囲気が僕はとても苦手です。

音楽は人の生活を豊かにしてくれるし、たとえばカフェの雰囲気をBGMとして爆上げしてくれたり、映画やアニメ、ドラマなどの感動をより強くする役割を持ったり、そういうサブの役割として絶大な効果をもたらすものです。

逆にいえば、音楽単体での価値っていうのはかなりセンシティブです。

もちろん、特定のミュージシャンのライブを聴きにきている場合。たとえばミセスグリーンアップルのライブのチケットが取れた!見に行く!!って場合は、音楽が主役として存在していて当然です。

ですが、たまたま入ったジャズクラブでお酒を飲んでご飯を食べて、友人と談笑している際に、
僕がステージに立っていたとしても、
演奏を聴いてくれ!なんて思いません。
そのまま楽しんでくれ!と思います。

ニューヨークは、そういう場所だと思っていました。人の営みと音楽は寄り添い生きているものだと、勝手に思っていました。

ただ、意外とそうでもなかった!!

ジャズセッションの演奏中でも、
少し話し声やグラスの音が響くと、「しずかに!」、「音楽を聴きなさい!」、「ミュージシャンにリスペクトを!」という声がどこからかします。

正直、僕はこれにかなりガッカリしました。
それを言われたお客様、次からここには来なくなるよ!?

たとえばバッハやベートーヴェン、モーツァルトなどの、いわゆるクラシック音楽は、そういう荘厳なものであって然るべきだと思います。

ただ、ジャズは違う。
元々禁酒法の時代に、法律を破ってお酒を飲む場所で踊って騒ぐ音楽として嗜まれていたのがジャズです。そんなに格式高いものではありません。

当たり前ですけれど、やはり色々な方々がいらっしゃるのだなと思います。

これはジャズクラブの場所にもよるので、全てがそういう雰囲気なわけではありませんし、
毎日そんな雰囲気なわけでもありません!

僕は現場ではミュージシャン側にいるわけですが、個人的に、そういう空気が苦手なだけです。
決して僕たちは偉いわけでもなんでもない。
ニューヨークでそういう空気が流れた時点で、
僕は自分の演奏だけしてすぐ帰ります。

少し踏み込んだ話になりましたが、意外とそういうこともあるよ!というおはなしでした!