ウクレレについていろいろ!!
みなさま、こんにちは!
春日井ギター&ウクレレ教室、R studio 代表、
ギター講師、ウクレレ講師の古田竜之介です。
本日はウクレレのおはなし。
ウクレレって、簡単というイメージがあると思います。
その認識はある意味ではただしいと思います。
まず軽い。小さい。弦が4本。ギターに比べてとっつきやすいという意味では、ウクレレのほうが勝るかもしれませんね。
ただ、美しい音で演奏するとなると、話はべつ。
めちゃくちゃ難しい楽器です。
まず小さい楽器であるがゆえに、抑える場所も狭く、
さらには繊細なタッチで弦を弾かなくてはいけないので、
ちょっと手元をミスると一気にばちん!とかビョーンとか、あまり美しいとは言えない音になる。
これ、ギターでやると逆に味になる場合もあるのですが、
ウクレレは少しでもミストーンを出すともう曲全体台無しになりかねない。
そういう意味で、本当にシビアな楽器。
僕自身、デンマークのウクレレ奏者、Tobias elofさんから学んだことです。
かなりクラシック音楽と通じるものがある。
エレキギターやアコースティックギターでは、
美しく弾くのももちろんすごくいいのですが、
ギターの世界は少しあらい方が味になっていい場合が結構あります。
ブルースマンや、ロックスター、
ビバップなジャズギタリストの演奏をよく聴くと結構わかるわじゃないかな?
ウクレレでおすすめなのは、日本人だとkyasさんですかね。あとはキヨシ小林さん。
James HillさんやTobias Elofさんも素晴らしい。
意外と元力士の小錦さんもいいです。
彼の歌うハワイアンソングのひとつ、マイイエロージンジャーレイはとても素晴らしいし、
その曲間ででてくるウクレレソロも結構テクニカルながらバランスがよくて、おすすめです。
ソロウクレレ、つまりコードもリズムもメロディもウクレレ一本で弾いてしまう演奏はよくやるけれど、ウクレレのソロ、つまり間奏で行う即興演奏的なものをコピーしたのは小錦さんのマイイエロージンジャーレイのバージョンがはじめてでした。
かなり難しかった…。
ウクレレの楽曲もかなりの数弾いてきたけれど、やっぱりハワイアンが1番難しいです。
やっぱ本場の楽器で弾く本場の音楽が1番難しい。
これは完全に主観ですけれど、やっぱりクラシック奏者は
一度はヨーロッパで演奏したほうがいいし、三線を弾かれる方は沖縄で演奏した方がいい。
というわけで、まずは僕も今年度、来年度ニューヨークとシカゴに行ってきます。ニューヨークではジャズ、シカゴではブルースを演奏してかます。これ、今後何度も言うと思いますが、ぜひみなさま応援してください!!
ちょっと脱線してしまいました。
時々ウクレレのことでご質問をいただくのですが、
最初はどんなウクレレを買ったらいい?というもの。
正直にいうと、ウクレレは特にご自身で弾いてみないとわからないというのが本音です。
ギターの場合は見た目がテンション上がるものでいい!!という感じでお話ししているのですが、
ウクレレは結構、本当におもちゃのようなものもたくさん存在するので、どれでも見た目で選んでいいというわけではなかったりします。
まずは、とりあえずチューニングしやすくて、チューニングが狂わないものがいいとおもっています。
ウクレレは本当にチューニングが狂いやすい!!
個人的にはKUMUというメーカーがおすすめ。
とにかく安定しているし、ソロウクレレを弾く前提で作ってあることもあって、音域が広いです。
初めてのウクレレとしてはすこし値がはるかもしれませんが、頑丈さ、おしゃれさ、音色、使いやすさ、弾きやすさともに安定しているのでかなりおすすめです。