ダウンピッキングが上手なギタリスト。
みなさま、こんにちは!
春日井ギター&ウクレレ教室 R studio代表、
ギター講師、ウクレレ講師の古田竜之介です。
ひとまず本日の演奏動画をはっつけておきます。
【ジャズギター】だんだん髪型爆発してきてる。〜Jazz music with Ibanez semihollow guitar & Marshall amplifier〜
本日はギターのピッキングのおはなし。
僕は今まで結構ピッキングのスタイルを変えてきました。
最初はすっごい変な持ち方で、ピックの恥をつまんでひく感じでした。不思議と落としたりはしなかったのですが、
カッティングの時にやりづらかった。
そのあと、フレディ・キングに憧れて、親指にはめるタイプのピック、サムピックに変えて弾いていました。
かなり長い間このスタイルで弾いていました。
そこから普通のピックにかえて、逆アングル、並行アングル、順アングルといろいろかえていきました。ピックもかなり変えました!いまはジムダンロップのジャズⅢを使っていますが、フェンダーのティアドロップを使っている時が多かったかな。
その後またサムピックに戻したり、たま普通のピック、フラットピックでひいたり、指を使ってみたり。
基本はオルタネイトピッキング主体で弾いていましたが、
昨年あらためてオルタネイトピッキングのやりかたをしっかり見つめ直し、リズムとの親和性を高めるために色々試行錯誤しました。
そして、今週またすこしかえました。
基本弾けるフレーズは全てダウンピッキングで弾き、
スピード的にむりなものだけオルタネイトピッキングを使用する。そんなスタイル。
これ、実はずっと僕が憧れていた弾き方でした。
チャーリー・クリスチャンさん、ラッセル・マローンさん、ハーブ・エリスさん、Gary Clark jr.さんなどが
このスタイルで演奏されています。
このスタイル、結構好みが分かれるのですが、
ニュアンスをつけ易いのと、あとはとにかく出音というか、フレーズ全体がブルージーになる。
ラッセル・マローンさんの演奏聴くとわかりやすいかも。
彼の特徴のひとつに、めちゃくちゃ美しい出音というのがあります。指で弾いているときなんかは、本当に美しい。
ジャズスタンダードなんかをピックで弾くときも、基本ダウンピッキングなのですが、それでも美しい。
ところが、トラディショナルなブルースを弾く場面では一転して本当にダウンピッキングしか使わない。
そしてめちゃくちゃブルージーでカッコいい。
ほんのちょっとした辿々しさみたいなものが出てるのがいいんでしょう。
チャーリー・クリスチャンも、めちゃくちゃフレーズはサックスやトランペットみたいなホーンライクな感じなのですが、そのフレーズをダウンピッキングのみで弾き切ってることによって、ギター感が出ていると僕は思っています。
親指だけで弾くウェスモンゴメリーさんみたいなギタリストもいらっしゃるわけだし、そういうギターの弾き方をしたかったのですが、どうしても力んでしまって真似できなかった。
ただ今週、かなりいい感じで急にできるようになりました。
多分、憧れでときどき練習していたからかも。
今回載せた動画はまだその演奏方法では弾いていませんが。もう少し定着したら撮ろうと思います。
これだからギターはやめられない。おもしろい!