藤井風さん、あらためてすごいです!!
みなさま、こんにちは!春日井ギター&ウクレレ教室、R studio 代表、ギター講師、ウクレレ講師、演奏家の古田竜之介です。
本日はロックの演奏動画をはっつけておきます!
【ロックギター】久々に登場、Eko guitarsのストラト。〜Rock’n’roll with Eko guitars stratocaster & Peterson amplifier〜
いつも古めの音楽の演奏動画や、ジャズ、ブルース、古めのロックのことについて書いちゃっていますが、ここ最近の日本の売れ線ミュージックも大好きです。
これは狭量でないことのアピールでもなんでもなくて、
本当に素晴らしいミュージシャンが日本に多い!
僕が日本のミュージシャン、とくに歌を歌う方で大好きな方といえば、甲本ヒロトさん、矢沢永吉さん、近藤房之助さん、細美武士さん。こんな感じなのですが、流行っているミュージシャン、たとえばミセス・グリーンアップルさん、Adoさん、Saucy Dogさん、Official髭男dismさん、King Gnuさん、YOASOBIさん、ヨルシカさん、ずっと真夜中でいいのにさんなどなど。
いつも聴くとすげえなぁ!!と思います。
back numberさんなんてかなり長いこと活動していらっしゃるのに、いまだ小学生くらいの方の心までを掴むパワーを持っていらっしゃって、これはマジですごいと思います。
世界中で韓国ミュージックがすごかったり、ものすごい勢いで流行りが入れ替わるアメリカ音楽の中でブルーノ・マーズさんがずっと売れていたりしてすげえな!と思ったりする中、やっぱり日本の音楽負けてないな!!と思ったりもします。
特にVaundyさん、藤井風さん、羊文学さんはもうめちゃくちゃ好き。
その中でも、今日は藤井風さん。
かなりニューヨーク的なサウンドですよね!!
ニューヨークにいらっしゃるので当然かもしれないとは思うのですがw
ジャズっぽいから好きとか、そういうことではあんまりなくて、なんというか、問答無用で良いとわからせられるというか。
天才ミュージシャンの音楽って結構それが共通点だったりするかもしれませんね。
とにかく否応なしに良い!!と思考が引っ張られるというか。
彼の場合は歌声もそうだし、作る楽曲もパワーがあるし、ピアノの演奏にもそういう魅力がある。
藤井風さんがピアノの演奏について語っておられるインタビュー的なものを今日見たのですが、その内容がすごく良かったです。
自分は結構雑に強くピアノを弾くことが多い。丁寧な綺麗に弾けと言われることもあるけれど、雑に弾かないと、このグルーヴはでないのになー、なんて思う。
そんな内容でした。
これ、多分相当難しいことをやってるんだろうな、と思います。
というのも、おこがましくも、おっしゃってることは結構わかるのです。
特にエレキギターの場合、めちゃくちゃ流麗な演奏もいいのですが、多少雑に弾いたほうがギターの旨みみたいなものが出るというのも結構本当のことだったりします。
アメリカの売れっ子ミュージシャンのバックで弾いているギタリストは、めちゃくちゃうまいんだけど、語弊はあるんだけれどどこかに少し粗さや雑さが残っているような、テイスティーな方々が結構いらっしゃいます。そのほうがファンキーだったり、ブルージーだったり、とにかくカッコよくなるってのはあるある。
でも、これはエレキギターだからこそだろうな、なんで思うことは結構あって、エレキギター以外の楽器で、ある意味での雑さがカッコよさに繋がるものってあんまりない気がしています。
あるとしたら、藤井風さんがおっしゃるように、ピアノの演奏。
でも、ピアノの場合、その雑さでグルーヴを出すみたいなことは、めちゃくちゃ紙一重で難しいことだと思います。
ギターとはまた全然違う。ちょっとでもセンスがズレていれば、ただのあまり上手ではないピアノになってしまう。
雑さみたいなものがオリジナリティとして成立するかどうかのその境目が、エレキギターよりもすごくシビアだと思っています。
レジェンドでいうと、セロニアス・モンクさんとか、バリー・ハリスさんがそういうタイプのピアニストなんじゃないかな、と個人的には思います。
そして、彼らと同じく同じく、藤井風さんは、そのバランスをしっかりとおさえておられて、めちゃくちゃカッコいいピアノを弾かれます。
その上で曲はすばらしい、ご自身のアーティストとしてのキャラクターも確立しておられるし、歌もめちゃくちゃ上手いときています。それぞれの分野で最強。
すげえよなー!!!