みなさま、こんにちは！！
春日井ギターウクレレ教室　R studio代表、ギター講師、ウクレレ講師の古田竜之介です。
本日は昨日の続き。日本、愛知県が誇る、Ibanezというギターメーカーのおはなしです。
昨日は僕の持っているIbanezのギターのうち、ストラトキャスタータイプのブレイザーというモデルと、レリック加工されたセミアコースティックギターの紹介をさせていただきました！残るはあと3本！！
あとは全て、ジャズやブルースに主に使われるフルアコースティックギターなのですが、3本とも用途が違います。
まずは赤茶色のAFC151というモデル。これは完全にジャズの演奏用です。僕の持っている中で1番甘いジャズトーンが出るもの。逆にいうと、ジャズでしか使えません。ミニハムバッカーピックアップ、簡単にいうとマイクですが、フロントにだけついていて、ネックにくっついてボディから浮いているため、すごく出力が弱い！歪ませるようなものでもなく、ただ生音を綺麗にブーストする感じです。少しクセがあって、中音域が少し強めというか、厚めというか。ここが、他に僕の持っているギターでは出せない音なので、自然とフレージングも変わってきます。やっぱりちょっとジャジーになる。僕の演奏は比較的ブルースに寄っているなーと、動画などをみていても思いますし、そういうのが得意なので、それを狙っているところもあります。でもこのギターを弾くときにはもうすこしトラッドなジャズっぽくなります。あと、ギター自体が美しい。すごく綺麗なギターです。極め付けはネックの作りですね。ネックのフィット感は、今まで触ったギターの中で歴代ナンバーワンです。すごく弾きやすい。とにかくずっと弾いてられるギターです。
今おはなしした、AFC151の廉価版モデル、AFC71というのも持っています。
こちらは完全に練習用。リビングに置いてあって、いつでも手にとって弾ける状態です。テキスト作るときとかにも重宝します。基本はこれを持って出歩くことはありません。完全に家で練習するもの。ガン！ってどっかにぶつけても、正直そんなに気にならない。でも練習用にちゃんとしたギターを新品で欲しい。そんなときにピッタリなAFC71でした。このAFC151とAFC71、見た目はほとんど変わりません。パーツとかもほぼ同じ。ボディやネック、ブリッジの材質が違うのと、ペグがやっぱり高いAFC151のほうが良いものがついています。音もかなり違う！高い方のAFC151はちゃんとビバップジャズを弾ける甘いトーン、廉価版のAFC71はもう少し軽い、ベチッとした音です。ブルースはこちらの方が弾きやすいかもしれない。
AFC71も、ネックの作り自体は同じなので、練習するときも弾きやすくてすごくいいです。見た目はAFC151は美しい赤茶色、AFC71は定番のサンバーストってかんじですね。どちらもボディバランスがいいので、どこでも弾きやすいです。
最後は、1番定番のフルアコースティックギター、AG-95です。これは先輩ギタリストからの頂き物で、今は名古屋駅前教室に常時置いてあります。ものすごく思い出深い、馴染みのある一本。プロギタリストとして活動を始めたときには、suhrのストラトキャスターと、このIbanez AG-95を弾いていました。アコギは、ヤマハのAPXというモデルのものを使用していました。これについては今度お話ししますね。
少しお話を戻して、AG-95のこと。フロントピックアップがセイモアダンカンのジャズモデルに変えてもらって、良い音は出るようになりました。それでもだいぶクリスピーでパキッとした音がします。だから意外とレスポール的な感覚で歪ませてロックンロールな音も出すことができます。実際そんな演奏にも使用したりしています。もちろんハウリングはしますが、コンパクトなボディながらしっかりなるからいろいろ工夫すればかなり使えます。そういう意味ではある意味グレッチに近いかも。一時期ビグスピーをつけてアーミングできるように改造しようかなとも思ってのですが、色々と大切な思い出が詰まっているし、大分酷使してきたのでもう半分引退。名古屋駅前のレッスンと、撮影だけで使用しています。ただ、まあ良い音なるんですよこれが。結構傷んでしまっているので、ガンガン使えないのがすごくおしい。何度もリペアは出しているし、まだ使えるとは言われているので、なるべく使う頻度をおさえつつ、全然弾かないのもよくないので、これは名古屋駅前教室に僕専用のギターとして常設してあります。そのため結構な頻度で動画には登場していますので、ぜひご覧になってください！
もうこれで十分ではありますが、昔Ibanezから出ていた、ヘッドレスギター。今現行で作られているものとはまた違う、すこしスタインバーガー感のあるギターがあったので、それはほしい。あとはJoePassモデルかな。ジョーパスさんフリークの僕にとっては、彼みたいなジャズギターの歴史をひとつ形作ったような方のシグネチャーモデルは憧れ。しかもIbanez製品とあっては、めちゃくちゃほしいです。というわけで、Ibanez最高！！って記事でした！！