ジャズギタリスト、ブルース・フォーメンさんについて。
皆様、こんにちは。
春日井ギター&ウクレレ教室、R studio 代表、
ギター講師、ウクレレ講師の古田竜之介です。
本日は僕の大好きなジャズギタリスト、ブルースフォーメンさんについて。
彼については、正直何度も記事にしているので、今更感もありますが、失礼ながらやっぱり日本では知名度は低いように思います。有名なギタリスト、ピーターバースタインさんとかと演奏していたりするのですが、どちらかと言うと、地方でのんびりと余生を過ごしていると言うような印象のジャズギタリストなので、ビッグになってやろうと言うような勢いがないからかもしれません。
昔の彼の演奏は、かなりテクニカルで、使ってる音も結構コンテンポラリーだったりしてました。
でも彼のバックボーンには、確実にバーニー・ケッセルさんがいらっしゃるだろうなと言うのは、はしばしでわかります。わかりやすいところで言えば、やっぱりコードソロがめちゃくちゃテクニカルなところですかね。
コンファメーションのテーマをめちゃくちゃはやいテンポで、コードソロでひいてしまう。オクターブ奏法でも、なんだったら、普通に単音で弾くのもしんどいコンファメーションのテーマをコードソロで弾いちゃう。すげー!!ってなりました。
コンファメーションっていうのは、ジャズのスタンダード曲の1曲で、チャーリー・パーカーが書いた曲です。
それこそ、ピーターバースタインさんと弾いているのですが、ピーターバースタインさんは、かなりグルーヴがどっしりとしていて、音もクリアで、落ち着いた感じ。
ブルース・フォーメンさんはどちらかと言うと、コードソロとかをぶわーって弾いたり、ちょっと突っ走ったよなフレーズをかなりハードなピッキングで弾いたり。
ピッキングがハードすぎてちょっと音がはじけちゃってるところもあったり。でも、僕はそういうちょっと甘めのところが大好きです。もちろん、ピーターバースタインさんのようなスタイルも大好き。というか、ピーターバースタインは天才。
突っ込んだ感じのグルーヴを持つギタリストは、あまり日本では評価されないイメージもあります。なんか、レイドバックすることが正義みたいな価値観がある気がする。それは多分、日本人にとって、レイドバックするグルーブが憧れでありコンプレックスでもあるからなんだと思います。僕はブルースが大好きなので、ブルースの突っ込んだフレーズ、ちょっと走り気味のフレーズ、そういうのが混じっているのも大好きです。たとえばブルース・フォーメンさんや、マーク・ホイットフィールドさん。
すごく大好きなお二人ですが、やっぱり誰に話しても、彼らのことを好きだと言って共感してくれる方はあまりいらっしゃらなかったです。
少し粗めのピッキングスタイル。少し突っ込んだよな。グルーヴ。後は見た目がかっこいい。
ちょっと似たようなタイプのギタリストでも、ラッセルマローンさんは、ピッキングがすごく繊細で綺麗だし、リズムもかなり程良い。ロン・カーターさんと一緒にたくさん演奏していたと言うのもあるのでしょうが、彼は日本でも人気な気がします。ボビー・ブルームさんは、ピッキングスタイルとしては、結構マークブルームフィールドさんと似たところがあるけれども、彼の場合は、かなりレイドバックしたグルーヴで弾かれるので、また、これもちょっと違う。もちろん、ラッセルマローンさん、ボビーブルームさんも大好きです。ラッセル・マローンさんはほんとに最近、ちょうど来日中に、日本でお亡くなりになったことがショッキングなニュースになっていました。まだ60歳。
若すぎる…。
ちょっと話が飛んじゃいましたが、今日、久しぶりにブルースフォーメンさんのInstagramが更新されていて、
やっぱり彼のソロギターはめちゃくちゃ好きだなぁと思って、今ブログで書いているというわけです。
久しぶりに特定のミュージシャンについて記事にした気がします。やっぱりこういう記事が1番書いてて面白いので、どんどん書いていこうと思います。次はハイラムブロックさんについて書こうかな!!それでは、また!!